HOMEお近くの営業所・事業所を探す
email
tel緊急サービスセンターshopお近くの営業所・事業所

2021年 お知らせ

ガス発電機と在宅介護について

 日々のご愛顧、誠にありがとうございます。

 当社はガスコンロや給湯器、衣類乾燥機等、様々なガス器具を取り扱っておりますが、自宅に設置しているガスを利用して発電が出来る「ガス発電機」も取り扱っております。今回はそのガス発電機が、在宅介護をしている方のお役に立っている事例をご紹介致します。

 ところで皆様は「遷延性意識障害」という障害についてご存じでしょうか。ある日突然不慮の事故や病気等により脳に重大な損傷を受け意識不明となり、一命は取り留めたものの意識が戻らずその状態が3か月以上継続している重度の昏睡状態を指す症状のことを指します。家族は当事者本人の病状や障害について大きな不安を抱えながら、日々在宅介護をしています。
 遷延性意識障害をもった娘を持つMさん(仮名)も9年ほど在宅介護を行っている方であり、数年前に十数時間の停電を経験したことで対策を考えました。医療機器を使用しているため、電源の確保が命にかかわるからです。
 そこで昨年一軒家に引っ越した際、台風や雷による停電・災害時の非常用電源確保として、家庭用燃料電池よりも多く電力を賄えるガス発電機の導入を決定しました。また、家事負担軽減のためガス衣類乾燥機の導入も同時に行いました。


(写真 上:発電機を作動させる様子 下:2台連結し作動している様子)

 1500VAの発電機を2台連結し、ブレーカーを落とし稼働テストをしたところ、クーラーや電動ベッドの稼働、医療機器のバッテリー充電、テレビを含むネット通信機器、大小2台の冷蔵庫を動かしながら電子レンジや電子ポットの起動、ガス給湯器を利用しての入浴を同時に行うことが出来ました。この使い方で家庭用の20キロボンベ1つで約1日、必要最低限の使い方をするともっと長く持つという計算になります。
 ガス発電機を導入したMさんからは、「念のため発電機を1台ではなく2台にしたが、かなり電力を使えるので停電時でも普段と同様の生活が出来て安心。同じ悩みを抱えている方はまだいるので、もっとガス発電機やガス機器について周知してほしい。」とお言葉をいただけました。

 私たちガス事業者にとって、利用者の方からこのようなお言葉を頂けることは大変うれしく、また励みになると共に大きなやりがいを感じます。台風の多い沖縄、もしもの時の停電に備えてみてはいかがでしょうか。導入の際は最寄りのJAおきなわ、または沖縄協同ガスまでお気軽にご相談ください。

 また「遷延性意識障害」について知りたい方は、下記の「遷延性意識障害者・家族の会 九州『つくし』」のホームページをご覧ください。
遷延性意識障害者・家族の会九州『つくし』